2015年ボディメイクのカウンセラーとして入社。2016年3月ゴルフ事業部へ転籍。前職は化粧品会社。
実は私はCMで有名なライザップボディメイクのカウンセラーだったんです。もとから美容や健康に興味があったところに、「ライザップボディメイクでは栄養学や人体力学を学べる」ということを聞いて入社しました。予想通りボディメイクのカウンセラーの仕事はすごく楽しかったんです。知らないことをたくさん学べましたし、やりがいもありました。
友人に誘われて始めたゴルフにはまってしまったんです。仕事中もふとした瞬間にスイングが眼に浮かぶほどグリップを握りたい衝動に駆られていました(笑)なのでライザップを退職してゴルフ関係の仕事に転職しようと思ったんです。そこで当時の上司であるSV(スーパーバイザー)に事情を説明すると「ライザップグループがゴルフ事業部を立ち上げるから、ぜひやってみない?」と提案してくれたんです。
大好きなゴルフに携われるうえに、立ち上げという刺激的な環境に心惹かれてライザップゴルフに転籍することを決めました。
実はそう簡単にはいかなかったんです・・・。
今まで経験してきたボディメイクのカウンセリングとゴルフのカウンセリングは勝手が全く違ったので戸惑いました。
「お客様の悩みを理解し、改善に向けての一歩を後押しする」という目的は同じですが、アプローチの方法が異なります。ボディメイクは運動と食事の内容や量によって、どのくらいの期間で何キロほど減量できるかを明確に割り出すことができます。おかげで自信を持ってお客様にお勧めすることができたのですが、ゴルフはそうはいきません。
ゴルフはゲストのメンタルのほか、天候や周囲の環境など目標達成を阻害する外部要因がたくさんある厳しいスポーツです。そのため、「これをすれば絶対に結果を出せます」と言い切れなかったんです。当時はゴルフ事業部が始まったばかりだったので、今のようにデータの蓄積もありませんでした。自分自身もゴルフ経験者なぶんいい加減なことは言えないという意識も大きく、どうお伝えして良いか迷いました。
「本当に結果は出るんですか?」と質問いただいても、「精一杯サポートさせていただきます!」としか答えられない自分が悔しかったですね。
ゴルフトレーナーたちのおかげでした。私が所属している心斎橋店は、「上達のためなら手段を問わない」というほどゲストの結果にコミットする文化があるんです。
一般的にマンツーマンレッスンを提供するゴルフスクールでは、トレーナー間の競争心のためか指導方法の情報開示を嫌う傾向があるんです。指導方法が属人化してしまい、良いトレーナーに担当してもらえれば結果が出るけれどそうでない場合は無難に終わるといった具合です。一方心斎橋店はマンツーマンというより、ゲスト1人対トレーナー全員というくらい皆でフォローし合うんです。
例えば担当ゲストのスイング動画をみんなで観て意見を交換したり、元整体師のトレーナーにゲストの情報を共有してストレッチ方法を聞いたりといった他人の力を借りることが頻繁に行われています。フォーム一つとってもトレーナー間で意見がわかれるので「●様にはこっちのやり方の方が良い」「いや、先にこっちを指導した方が」など熱く議論を交わしているんです。ゲストに真剣に向き合うトレーナーたちの姿を見る度に、「ここまで結果にこだわる素晴らしいトレーナーたちが指導するんだから絶対に結果が出るはずだ」とトレーナーたちに絶対的な信頼を置くようになっていたんです。指導メソッドや施設などだけではなく、「人」こそがライザップゴルフの最大の武器だと感じました。
私がカウンセリングにいらっしゃるお客様に自信を持ってお伝えできるのは、「●様ご本人よりも上達にこだわるトレーナーが担当します」ということです。
フロントで仕事をしているとトレーナーとゲストの会話が聞こえてくるのですが、とても的確なアドバイスをしているんですよ。「私、握力が弱いのよ」という女性ゲストに握力アップの方法ではなく、全く関係無いようなストレッチ方法や、身体を素早く動かす方法を伝えている様子を見て何故だろう?と疑問だったのですが、実際に私がその方法を試してみると予想以上の改善があったんです。そういった細かいけれど確実に結果を出していく過程を見ることでどんどんトレーナーに対する信頼感が増していきました。信頼度と比例するようにカウンセリングの成約率も上がっていきましたし、仕事も楽しくなっていきましたね。
カウンセリングを行なったゲストから「良いトレーナーを紹介してくれてありがとうございます」と感謝の言葉をいただく時は感無量ですね。相性を考慮してトレーナーとゲストを結びつけるのもカウンセラーの大事な役目ですので、契約して終わりではなく、その後の経過もトレーナーから聞くようにしています。
シャンクに悩んでいたゲストのことはよく覚えています。シャンクとはアイアンのフェースにボールが当たらず、クラブの軸の部分に当たってしまうことなのですが、考えれば考えるほど悪化してしまう厄介なミスなんです。信頼できるトレーナーに担当をお願いしたものの、「大丈夫だろうか?」とずっと気にしていました。すると、しばらくしてから担当トレーナーが声を掛けてくれたんです。
「シャンクが直りましたよ!」という報告でした。それだけでも嬉しかったのですが、ストレスだったシャンクが無くなったことでゲストがさらに高い世界を目指すようになったらしいんです。「シャンクさえ直ればいい」から、「スコアにこだわりたい」とお話してくださるようになった、と嬉しそうに話すトレーナーを見て私も非常にやりがいを感じました。
カウンセリングの精度を更に上げていきたいです。録音したカウンセリングを聞き直すと「あ、沈黙を埋めるために喋っているな」と気付くんです。お客様の貴重なお時間をいただいているので、できるだけ無駄を無くして有益な情報を提供できるようにしていきたいと思っています。
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